生理痛の原因

一言で生理痛みといっても、痛みの程度・症状・痛む場所など千差万別です。子宮内膜症や子宮筋腫のように、生理痛の原因がはっきりとしている「器質性月経困難症」と、痛みの原因がはっきりとしないが痛みはあるという「機能性月経困難症」とがあります。「機能性月経困難症」は骨盤の歪みが原因と考えられます。

生理時の痛みの大きな原因に、「プロスタグランジン」という物質が多く出てしまうせいだといわれています。

整体による効果

整体は、骨盤の歪みを正すことによって、身体のバランスを整え血液やリンパの流れを良くする効果がありますので、「機能性月経困難症」にはその効果が立証されています。

生理時の痛みのおこる時期

生理時の痛みの起こる時期は三つに分かれます。

月経前

女性ホルモンの一つ黄体ホルモンの分泌は、排卵後急に増え受精卵が着床せず生理が起こると一気に減少します。この大きな変化で、自律神経がバランスを崩し、頭痛や胃痛、イライラなどの不調を起こします。黄体ホルモンには、乳腺を発達させる・体温を上げる・体内の水分を引き出すなどの作用もあるので、乳房が痛くなったり、だるさや下半身のむくみも起こりやすくなります。

月経前半

生理直前から前半まで「プロスタグランジン」という物質が急に増えます。この物質は、子宮の収縮を促して生理の経血を、体の外に排出する役割を果たします。この量が多すぎると収縮が強くなり、キリキリと痛みが発生します。腰痛やだるさ・冷えなどがひどくなります。さらに、胃腸の動きにも影響を与え、吐き気や下痢の原因にもなります。実は、陣痛のときの痛みもこの「プロスタグランジン」が原因です。

月経後半

うっ血とは血液の流れが滞ること。骨盤を中心に血液の流れが悪くなり、下腹部の鈍痛や腰周りの重苦しい感覚を引き起こします。

生理不順

通常生理は4〜7日間位あり周期は25〜35日位で、常に一定の人もいれば、多少日にちがずれる人もいますが、範囲内であれば生理不順ではありません。生理不順の多くは、ストレスを受けて自律神経を乱し、ホルモンの分泌に影響が出るために周期が乱れますし、また体調が悪い場合もホルモンの分泌に影響がでます。

生理不順を放っておくと「不妊症」になる場合も多く、又病気が原因の場合もありますので、単に生理不順だからといって安易に考えないで留意する必要があるでしょう。基礎体温を測ればある程度生理不順の原因が分かります。


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